
志望研究科、研究室を決めよう
この記事では、前の記事で紹介した受験までに必要な10項目のうち
1. 志望研究科の決定
2. 志望研究室の決定
3. 募集人数、受験者数、合格者数などを知る
4. 受験科目、受験方式を知る
5. 大学院入試説明会へ
6. 研究室訪問
7. 志望する研究室の受験を許可してもらう
8. 現在所属する研究室の先生への報告
9. 願書出願
10. 受験
この二つの項目について、具体的に書いていきます。
入試準備編をはじめから読む方はこちら⇩
皆さんの「東大の大学院にいきたい」と思う理由はなんでしょう?
おそらく皆さんそれぞれ違いますよね。
「自分のやりたい研究が東大の研究室でないとできない」
「志望分野で最も進んでいるのが東大の研究室である」
「東京大学で博士号までとりたい」
という積極的な意見を持っている人から、
「とにかく東大に入りたい」
「大学入試よりも難易度が易しいと聞くから挑戦してみたい」
「就職に有利だから」
といったような人までいるでしょう。
私の場合は、
「自分が志望する分野で最も研究が進んでいる研究室が東大にあったから」
という理由でした。
そして、私には将来研究者になりたいという夢があります。
博士課程への進学率が非常に高い東大の大学院に入学できれば、研究者を目指す同期や先輩と知り合いになれる機会が多く、自分にとって大きくプラスになるという期待もありました。
私のような、志望する研究室、研究分野が決まっている場合は、話は簡単でその研究室が所属している研究科を受験すればよいですよね。
※ここでひとつ役立つ情報を。
志望する研究室が複数の研究科から学生を募集している場合があります。
このとき、基本的にはこの研究室を志望する人は複数の研究科を受験することによって、その研究室に合格できるチャンスを増やすことができます。
大学院入試は大学入試とは異なり、入試日さえ違えば複数の研究科を受けることが可能なのです。
ただ研究室によって、複数の研究科から受験することを容認していないこともあるかもしれませんので、出願前には確認しておきましょう。
複数の研究科から合格した場合、どの研究科から入学するのかについては悩むかもしれません。
特にこだわりがない場合は、その研究科を卒業したときにもらえる「学位」から決定するのがよいと思います。
博士課程まで進学する場合、この学位が重要な意味を持つらしいのです。
一般的には昔からある学位を取っておく方が無難であることは間違いなさそうです。
(理学、工学、農学など)
研究室に対するこだわりがないけれど、
とにかく東大に行きたいという人は以下の記事へどうぞ ⇩