
今回は、The Cell や Essential のような膨大な教科書の暗記術を公開します。
といいましても一発で覚えられる特別で楽ちんな方法なのかと言われるとそうではありません。
私が実践した暗記方法は、とても地道ですが着実に進んでいくような方法です。
しかし、
実はこの方法は科学的に裏付けされた人間の脳の仕組みをうまく利用しております。一見歩みが遅いように感じられますが、終わってみると最も効率的で定着率が非常に高い方法であることを自負しております。
東大合格を目指す方はぜひ、この方法を試してみて下さい。
どのような教科書でもこの勉強法は利用できますが、ここではThe Cell を例にとって紹介していきます。
膨大な量の教科書となると一度ですべてを理解することは不可能です。何周も読み返すことを前提の勉強法を紹介します。
まずは勉強計画を大まかに立てます。
The Cell の場合、本編では20章分あります。
それぞれの章に分量の差はありますが、一日にだいたい一章分ずつ読み進めようかなと自分で目標を立てます。
次に本日の分の章を読み進めます。
準備物は、
蛍光ペンと付箋です。
読み方としては、
重要そうだなと思うところに蛍光ペンで線を引いていきます。
ここで大切なことは、線を引き惜しまないこと。重要であるという確信が持てなくても、どんどん線を引くことが大事です。
なぜなら、それが知識の濃淡になるからです。
教科書を見たときに、一目で大事なところ(または気になるところ)が視覚的にわかることで、暗記効率は格段にアップします。
そして、もう一つの注意点としては、読みすぎないということです。
どういうことかと言いますと、
自分の専門科目といえども、一度で完全に理解できるものではありません。そして、一度で理解できる必要もないのです。
これは科学的に証明されていることなのですが、知らない単語を10単語ずつ10日覚えるよりも、初日から100単語に目を通し10日それを続ける方が暗記効率は高いのです。
このことを考慮し、一日に読もうと決めた範囲を、あまり考え込まずにどんどん読み進めるということが大事です。
でも、やっぱり理解不足のところは気になるものです。
そのための付箋です。
一度で理解できなかった説明や、図に付箋を貼っていきます。
このことで、一定のスピードで読み進めながら、わからないところをピックアップすることができます。そして、また時間をおいて立ち返るというわけです。
初めて読んだときにはわからなかったことも、時間をおいて見てみると理解できたり、勉強がある程度進んだあとに見ると意外とあっさり理解できるものです。
なので、一度目の通読では、読み切ることを目標にどんどん進めていってください。
このようにして、The Cell であれば20章分読み切ります。
これが一周目の勉強です。
以下の記事で、二周目からの読み進め方を解説していきます。
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