
志望研究室の教授にコンタクトをとろう
入試準備編をはじめから読んで下さっている方へ
この記事は以下の位置づけです。
1. 志望研究科の決定
2. 志望研究室の決定
3. 募集人数、受験者数、合格者数などを知る
4. 受験科目、受験方式を知る
5. 大学院入試説明会へ
6. 研究室訪問
7. 志望する研究室の受験を許可してもらう
8. 現在所属する研究室の先生への報告
9. 願書出願
10. 受験
入試準備編をはじめから読む方はこちら⇩
まず、大学院入試を受験するためには、予め受験する研究室の先生とコンタクトを取らなければなりません。
「院試を受験する際には必ず志望研究室の教授に受験の許可をもらって下さい」
と募集要項に明記されていることがほとんどです。
もし、明記されていないとしても教授と個別にコンタクトをとっておくことは院試では必ず役に立ちます。
受験前には必ず志望研究室の教授にコンタクトをとっておきましょう。
教授とコンタクトをとる方法は、主に二つあります。
大学院入試説明会で教授と話をする
一つは大学院入試説明会を通して、教授にコンタクトを取るという方法です。
この方法をとる人が比較的多いでしょう。
春休みから6月ごろにかけて、それぞれの大学院の入試の説明会が行われます。
大学院入試説明会では、研究科全体の紹介とそれぞれの研究室紹介が行われます。
そして、その後に希望する教授と話す時間が設けられていたり、研究室見学を行うことができるようになっていることが多いです。
まず、その際に教授と話をして顔見知りになり、ある程度自分の志望を伝えておきます。
すぐにその研究室を受験すると決める必要は全くなく、そもそも教授側も
「受けると決まったらまた連絡してね」
というような話をしてくれるはずです。
大学院入試説明会の後は、できるだけ早いうちにお礼のメールを送ります。
その日のうちか次の日の朝には必ず送っておきましょう。
これだけで、随分と印象が変わります。
なぜこんなことをしなければやらないといけないかというと、
大学院入試には必ず面接が行われます。
そして、その面接は受験生の人間性を見ているに他ありません。
少しでも良い印象を持ってもらうために、礼儀的な面でできることは必ずやっておきましょう。
最後に、その研究室へ受験するということが決まったタイミングで、研究室の教授にもう一度連絡をします。
このような流れで教授と連絡をとっていくと良いでしょう。
大学院説明会とは別の日に教授に会いに行く
もう一つは、大学院入試説明会とは違う日、もしくは説明会が行なわれる日よりも早く話をしておくという方法です。
この方法を行う人は比較的少ないかと思いますが、志望の研究室が固まっている人はこちらの方法をお勧めします。
この方法ではまず、志望の研究室の教授に
自分が先生の研究に興味を持っていること、
大学院入試を受けたいと思っていること、
をメールで率直に伝え、研究室見学を希望することを伝えます。
研究室見学依頼メールのテンプレートはこちらで公開しています⇩
ほとんどの教授は、自分の研究に興味を持ってくれている学生に対して、とても丁寧に対応してくれるでしょう。
そして、教授と相談し、研究室を訪問する日程を決めましょう。
この際、自分の予定をピンポイントで伝えるだけではなく、教授側のことも考えて、都合のつく日程と時間をできるだけたくさん伝えることに注意しましょう。
いよいよ、研究室訪問です。
服装に迷う人は多いかと思いますが、私服で全く問題ありません。
ただし、挨拶と礼儀には気をつけましょう。
また、お菓子などの差し入れを持って行く方が良いかと思います。
研究室訪問の際には、研究内容を詳細に聴くことに加えて、
研究室の雰囲気や先輩、助教授の先生なども注意深く見ておきましょう。
自分がこの研究室に入った時に、居心地が良さそうかという点が、研究室選びにおいて研究内容と同じくらい重要な要因になります。
その場で、入試に関する情報やラボ生活など様々な質問をしていきます。予めリストアップしておくとよいでしょう。
また、その研究室の先輩に連絡先を教えてもらいましょう。
研究室見学後も質問が出て来たり、有益な情報を得られる可能性もありますので、積極的に頼っていきましょう。
そして、研究室見学をさせてもらったあとには必ずお礼メールを送っておきましょう。
お礼メールのテンプレートはこちらで公開しています⇩
先ほどの方法と同様、最終的にこの研究室に受験することを決めた際には、改めて連絡しましょう。
教授と連絡をとることと研究室訪問は大学院入試の第一関門といえるでしょう。
緊張もしてしまうでしょうが、上記の通りに着実に行えば問題ありません。
ぜひ参考にしてみてください。
入試準備編の次のステップ
7. 志望する研究室の受験を許可してもらうは以下の記事です⇩
あたなの1クリックが私の大きな応援になります。
⇩