
試験勉強前に部屋を片付けたくなる心理とは
試験勉強前に、今日やらなければならないことがたくさんあるというのに、
無性に部屋が散らかっているのが気になって片付けををしたくなってしまうことなんてありませんか?
私はありました。
しかも、しょっちゅうです 笑
逆に試験勉強の前には、部屋を片付けてから勉強を始めるという一つの習慣になっていました、、、
実はこの、試験勉強前に部屋を片付けたくなるという心の動きは、心理学的に名前がついている現象なのです!
その名も
「セルフハンディキャッピング」
です。
いったいこの現象はどうして起こるのでしょうか?
セルフハンディキャッピングとは
セルフハンディキャッピングとは、直訳すると、
「自分自身でハンディキャップを与える」
という意味になりますよね。
つまり、
ある目標や達成しなければならないノルマなどに直面したときに、自分自身でこれらを達成することを妨害するような行為や可能性を下げる行動を行うということです。
無意識のうちにどうしてこのような現象が起こってしまうのでしょうか?
それは、心理的に自分自身を守るために備わったものであると言われています。
セルフハンディキャッピングは自己防衛
セルフハンディキャッピングは心理的に自己防衛をするためである
ということの理由を説明します。
試験勉強の前に部屋の片づけを無性にしたくなって、実際に片付けを始めてしまった人を例にとって説明します。
その人のたどる道は大まかに次のようになりますね。
試験勉強の前に部屋の片づけがしたくなる
⇩
部屋の片づけをはじめる
⇩
時間がどんどん過ぎていく
⇩
するともちろん勉強時間が短くなる
⇩
試験本番で目標点数に届かない
さて、試験で点数がとれなかったこの人はどのように思うでしょうか。
そうなのです。
試験勉強の前に部屋の片づけをしてしまったからだ!
と思うのです。
つまり、試験勉強の前に部屋の片づけを行ったことが試験で点数が低かったことの言い訳になるのです。
実は、このセルフハンディキャッピングという現象は、目標が達成できなかったときの言い訳をつくるため起こるのです。
この言い訳があると、
自分の点数が悪かったのは、自分の能力のせいではない
ということを正当化できるのです。
つまり自分を守るために、試験勉強前に部屋の片づけをしてしまうということなんです。
セルフハンディキャッピングという目標達成にはやっかいな心理的な現象に飲み込まれないための解決法を紹介します。
セルフハンディキャッピングの解決法
解決法は二つあります。
今の時点で一つは達成できています。
一つ目はセルフハンディキャッピングとこれが起こる理由を知っておくということです。
この知っているということは実はとても大きなアドバンテージなのです。
なぜなら、それによって自分を自制できるからです。
試験勉強の前に無性にかたづけがしたくなったときに、
「あっ、これはセルフハンディキャッピングという現象だったな」
と思い出せることで、そのまま片付けをスタートする可能性を大きく減らすことができます。
もう一つは、常に自分の勉強スペースを整理された状態に保っておくということです。
片づけをするという面での、セルフハンディキャッピングをそもそも起こさせないということです。
また、これにはさまざまなメリットがあります。
- 勉強を開始するときの障害がなく、いつでもすぐに始められる
- 調べものに使うテキストや探し物がすぐに見つかる
- 勉強を誘惑するものに目がとまりにくくなる
- よって、効率の良い勉強ができる
良いこと尽くめですね!
これらのことに意識して、セルフハンディキャッピングをうまくコントロールしていきましょう!
以上、
試験勉強の前に部屋を片付けたくなる心理と解決法
でした。
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